いま、わたしが学んでいる選択理論心理学を、まさに、
これだーー!!!と思うくらいわかりやすく表現している映画に出会いました!^ ^
それがこの映画^ ^
気楽に見るつもりでした。
ポップコーンとビールを買って、うきうきと、シートに座る。
でも、、でも、、、
気づいたら号泣していました。
深く感動しました!!
これ、今までみた映画の中で、もっとも選択理論的な映画かもしれません。
選択理論というのは、人は変えられない。変えられるのは自分自身の思考と行動のみという考え方。
本来の心理学ではSR理論(刺激、反応理論)といって、人は外部から刺激を与えることで思うように変える事が出来るという考え方をします。
しかしそうではなく、人は刺激ではなく、手に入れた情報をもとに、自分自身の願望を手に入れるために最善の選択をしているというのが選択理論。
人と関わるときに、例えば強制したり脅したりして相手に刺激を与えるような関わりをしないということ。
傾聴したり、支援したり、自分が相手にとって安心安全な存在に慣れるような、温かい人間関係が生まれる関わりを信条にします。
まさに、この記憶にございませんの主人公は、映画の中で、その選択理論の生き方を始めていきます。
今まで、奥様や子供にはもちろん、国会でも、国民にすらひどい関わりをして思い通りにしようとしていた総理大臣が、ある日総理だった記憶をなくしてしまう。
政策も子供の名前すらも忘れてしまうのに、唯一忘れていた誠実な心だけ取り戻す。
ずっと外的コントロール(批判する、責める、思い通りにしようと褒美でつる等)を使ってきた相手に、選択理論的なアプローチ(傾聴する、受容する、意見の違いを交渉する等)を心がけるとどうなるか、すごくリアルに描かれてました。
これ、選択理論心理学を学んでる人なら、うーん、、、と唸ると思います。
とにかくとても心が温かくなる、素晴らしい映画でした^ ^