緒方貞子さん死去のニュース
先程ニュースで見ました。
心からご冥福をお祈りします。
とても驚きました。悲しいです。
中学の時、紛争地帯の難民キャンプに国連難民高等弁務官として視察される姿を見て、なんてかっこいい女性なんだろうと憧れました。
その時、内戦の起きている国で、軍が用意したヘリコプターに乗り込む緒方さんがテレビに映されて。
ヘリコプターのガラスが銃弾が撃ち込まれて穴が開いていたんですが、その穴をいたずらっぽく指でなぞって、隣の方と笑顔で会話していたのをみて、子供ながらにこんなにかっこいい人が世界で活躍してるんだ!と感動したのを覚えてま、。
いつかお会いしたいと思っていた女性でした。
日本人女性初の国際高等弁務官として働かれていた緒方貞子さんの、この言葉が大好きでした。
「熱い心と冷たい頭を持て」
何を成し遂げたいのか、目的と使命に燃える情熱と、それを成し遂げるのに必要な冷静な思考力、判断力を持つこと。
たくさんの世界の戦争や紛争を現場実際見てこられ、世界の平和のためにご尽力された緒方さんのお言葉には重みがあります。
そして、何かのインタビューで緒方さんが語っていらっしゃいました、この一節も忘れられません。
自分たちのためだけじゃなくて、ほかの一生懸命頑張っている人々や国々のためにも先を読んで行動しなければいけない。
1人だけ、よくなることはできない時代にきていると思います。
いろいろな国々の様々な立場の人たちとの交流を盛んにすることによって発展していくんですよね、世界というのは。
国だけでなく、個人にも通じる言葉だと思います。
もう一人だけよくなる時代は終わったし、自分が成長したければ周りの成長の役に立たなければいけない。幸せになりたければ周りの人々の幸せに貢献すべきだし、一人で成功するなんて有り得ない。
そして、価値観の違う人や意見や立場の違う人と交流し学ぶことでしか人も成長しないんだと思います。
改めて心からご冥福をお祈りします。