人生を振り返る。初受講を振り返る。
昨日から、東京にきています!
アチーブメント株式会社さんの研修を東京で久しぶりに受講するため。
実は初受講したときは、私の人生での転換期でした。
そんな自分の人生を初受講とともに振り返るプロジェクト
#初受講をプレイバック
という投稿プロジェクトがあったので、わたしも自分の7年まえを振り返ってみました。
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【初受講を振り返る】
初受講をプレイバック #頂点への道
テレビで家や車が次々と流されていく。
緊急速報が絶え間なく鳴り続けて、日本地図のほとんどが赤く点滅している。
ただ呆然と映像を眺めながら体が震えて動けなかった。
2011年3月11日
日本中が大混乱になった日、私が当時勤める会社はその混乱の限りなく真ん中に近いところにありました。
福島に本社がある、動物医薬品メーカーに就職したのは10年前。
物心ついた頃から動物が大好きで
触れ合うことや飼うことはもちろん、大学でも夢中になって野生動物研究に励む日々。
「将来は必ず動物に関係する仕事をしたい!」
そんな私の夢を、一番最初に叶えてくれたのが、会社でした。
動物用の医薬品やペットフードを動物病院様に販売する営業のお仕事で、名古屋に。
コミュニケーションはド下手だったから失敗ばかり、でも大尊敬する獣医師の先生方に毎日お会いできる事が、楽しくて楽しくて仕方ありませんでした。
しかし東日本大震災で会社が被災し、
物流もストップ。製品も届かなくなりました。
原発による風評被害も起き、心配だから使えないよ。のお声を頂く日々。
それでも、頑張ろう、頑張ろうと、やっと少しずつ普段通りのお仕事ができるようになってきた矢先、今度は震災と全く関係ない所で大きな自主回収が起きました。
大好きな製品でした。既に販売した製品を日本から1つ残らず回収し、既に製品の中が空になっていても、全て末端価格で全額返金すると決めた誠実な会社。
私もお客様をまわり、販売した製品を自らの手で回収しました。
申し訳ない気持ちと、不甲斐ない気持ち。
毎日謝って謝って、夢の中でも、謝る。
それでも、謝り足りないと思いました。
ある日、想像出来ない程ご迷惑をかけているのに、何も言わずに製品を車に運ぶのを手伝ってくれた先生がいらっしゃいました。
頭を下げて、後ろ姿の先生をお見送りして、その前屈みの姿勢のまま涙が止まらなくなってしまいました。
顔をあげるのがもう怖くなって下を向いたまま地面を見つめて、しばらく動けなくなりました。
初めてアチーブメント株式会社さんの研修に参加したタイミングは、ちょうどその年で、やっぱりずっと下を向いていました。顔をあげるより下を向いていた方が普段通りだったから。
研修最終日、研修講師でありアチーブメント株式会社代表の青木 仁志先生が私の名刺を見て、「そうか。大変だったね。」と優しく話しかけてくれました。
そして、「私の知り合いに動物関係の経営者がいるんだ、君に紹介するね!」とおっしゃいました。
そして、本当に翌日、秘書の方からその経営者さんの連絡先がとどき、その経営者の方から連絡が来ました。
本当にびっくりしました。
だってこんなにすごい方が、
社会人3年目のなんの取り柄もなさそうな私に。最前列に座ってるのにずっと下を向いている自信のない受講生に、大切な経営者仲間を紹介するなんて。
研修は3日間。経営に、ビジネスに、人間関係に必要な学びを、魔法の呪文みたいと思いながら聞きました。
同じテーブルが、みんな有名な経営者さんだったときは、そんなすごい人に話を聞いてもらえてる自分にドキドキしました。
その方達の雲の上のような話を聞いていたら、ちょっと自分も魔法にかかった気持ちになりました。
研修のなかで、「目的との出会いは第2の命との出会いだ」と青木先生がおっしゃっいました。
誰の為に何の為に何故、それをしたいのか。
本当にあなたが求めていることはなんですか?
まだ、そこまでは分からなかったけど、
唯一分かったのは、わたしには「見通し」がある。ということ。
そっかー、苦しんでるのは好きだからだ、、。
どんな事があっても、動物のことや、お客様や、会社が大好きな自分がいて、まだこの業界にいたいと思ったから苦しんでたんだということ。
家族との人間関係で悩むのも、好きだからか。
いつか、また製品が販売できるようになったら。復興したら。
だれよりも元気で前向きで、みんながやっぱりこの仕事でよかった!と思ってもらえる「見通し」になりたい。
そして、気付きました。なんでこんなに自分が頑張れるのか。
人と関わるのが苦手だった子供時代、からかわれて塞ぎ込む私を心配した両親が、誕生日に犬との暮らしをプレゼントしてくれたこと。
夢を叶えてくれた大好きな会社。
私が売ると心から喜んでくれる上司と先輩。
笑えるくらい下手な私の話を、命と向きあう事に忙しいのに理解しようと真剣に聞いてくれるお客様。
本社にいくと、「いつも元気でいいね。前向きに頑張ってるなあ!」とニコニコしてくださる社長、部長。
頑張る理由は恩返しなんだ。と思いました。
そして、どんな逆境の中でも笑顔で明るく頑張る方法を選択理論心理学から知りました。
物事にはコントロールできる事と、どう頑張ってもコントロール出来ない事があって、コントロールできる事に最善を尽くすこと。
なんで、私が好きな事をあきらめなかったのかもこの選択理論心理学に出会えて分かりました。
周りの人が、私の大切なものを、大切に扱ってくれたから。
相手の価値観を尊重し、支援し、信頼し、励ましてくれる人がいることで、人は頑張れるんだと分かりました。
相手を変えようとすることをやめて人に関わると、相手は自分を受け入れてくれます。
興味関心を持ってくださいます。
自己肯定感が持て、責任感が生まれ、主体性が出る。
逆境でも見通しを持つ生き方が出来る。
そして、人の行動のメカニズムが分かったことで、自分も楽しみながら、お客様を喜ばせる事が出来るようになりました。
製品の販売再開後のシェアが全国一位になり、トップセールスになれました。
こんな超平凡な人間でも目指してよいかな、、と思いながらプロスピーカーもめざして、プロスピーカーになりました。
平凡な私だから伝えられることもあると知りました。
独立しても大好きな前職とお仕事をさせてもらったり、
一生動物しか愛せないと思ったけど、結婚も出来ました笑
未だに、恩返ししたいといいつつ、一番自分が与えてもらっている事に気付くし、
出来た!と思えることより、出来なかったことに、人を傷つける前に気付いてよかったなあと安堵する日々だけど、
「あなたが本当に求めているものは?」と問い続けて、間違いなく、環境も、立場も劇的に変わりました。
そしてつぎのチャレンジ。新しい見通し。
私が周りにそう育ててもらったように、動物業界で、好きを目的に働ける人を増やす。
「好きは社会を変える!」と信じています。
振り返って、ここまで学んでこれたのは、色々な理由を挙げたけど、
やっぱり、一番は好きだから。
大好きな青木先生、大好きな名古屋の社員さん、引っ張ってくれる針生 栄司 (Hariu Eiji)所長、担当コンサルタントの中川 翔太さん。
中嶋 美緯子 (Miiko Nakajima)さん、山田 俊哉さんには一生憧れ続けると思う。
好き=愛で社会を変える人たち。
そんな集まりがプロスピーカーであり、
その生みの親、源が、3日間の研修なのかもしれません。